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旗竿地とは?メリット・デメリットから購入時の注意点まで徹底解説

投稿日:2020年11月15日

旗竿地とは?メリット・デメリットから購入時の注意点まで徹底解説

土地を探していると、「旗竿地(はたざおち)」という言葉をよく見かけませんか?

特殊な形状をしているため、旗竿地を避けて土地を探したいというお客様も多くいらっしゃいます。
しかし、旗竿地ならではのメリットもあります。一般的にデメリットとされることも、設計の工夫やアイデアで素敵なお家を建てることが可能です!!

今回は、旗竿地のメリットデメリットについて解説した上で、購入時の注意点をお伝えいたします。

  • 旗竿地とは

    旗竿地とは

    旗竿地とは、上空から見ると「竿についた旗のような形」をしている土地のことを指します。
    具体的には、道路に面した細長い通路部分(竿)があり、その奥に家を建てるためのまとまった敷地(旗)がある形状が特徴です。
    その形状から、旗竿敷地や敷地延長(しきえん)、路地状敷地などとも呼ばれます。



    旗竿地のメリット


    つぎに、旗竿地のメリットについてご紹介します。



    価格が相場よりも安い

    旗竿地は特殊な形状(不整形地)であるため、同じエリアの整形地と比較して、2〜3割程度安く購入できる傾向があります。土地の購入費用を抑えられる分、建物や内装に予算を回すことが可能です。



    静かな環境が手に入る

    道路から奥まった場所に家が建つため、車の走行音や通行人の話し声が届きにくい静かな環境が手に入ります。また、道路からの距離があることで、通行人の視線も気にならず、プライベートが守られやすい点も大きなメリットです。お子様がいるご家庭にとっては、道路への飛び出しの危険が少ないため安心です。



    敷地延長分を活用することができる

    細長い路地状の部分(竿)を、専用の駐車スペースとして利用できます。
    整形地と違い、旗の部分(旗)を駐車場の心配なく建物の敷地としてフル活用できるため、効率的で自由度の高いプランニングが可能です。

  • 旗竿地のデメリット

    旗竿地のデメリット

    旗竿地のデメリットについてご紹介します。



    日当たり・通風

    旗竿地の「旗」の部分は、周囲を隣接する建物に囲まれるケースが多いため、日当たりや風通しが悪くなる傾向があります。特に1階部分は、暗さや湿気が気になる可能性があります。

    対策法
    日当たりの良い2階にリビングを設けたり、光を奥まで届ける吹き抜けや天窓を採用すると、明るさと風通しが確保されます。



    建築コストがかかる

    路地状の部分(竿)の幅が狭い場合、建築や解体の際に重機が奥まで入れないことがあります。また、道路から建物までの距離が長いため、ライフラインの引き込みにも費用がかさむことがあります。

    対策法
    道路幅の広い物件を選ぶ
    路地状部分の幅が3m以上あれば、重機が入りやすく工事費用の上乗せを避けられる可能性が高くなります。

    初期段階での概算を取得
    土地の契約前に、建築会社に「重機の進入可否」と「インフラ引き込み」を含む詳細な付帯工事費の見積もりを依頼し、トータルのコストを把握しましょう。



    駐車スペースの幅に制限がある

    路地状の部分を駐車スペースとして活用できますが、幅が狭いと車の乗り降りが窮屈になり、毎日の利用がストレスになる可能性があります。また、縦列駐車となるため車の出し入れも手間がかかります。

    対策法
    幅2.7m~3m程度の路地状部分がある物件を選ぶ
    普通車でも車幅が1.8m程度ありますので、ギリギリ駐車はできても、乗り降りするスペースが確保できず非常に不便になります。駐車スペースとしての使い勝手を重視するなら、最低でも幅2.7m~3m程度の路地状部分がある物件を選びましょう。

    間口と道路幅の確認
    駐車のしやすさは、路地状部分の幅だけでなく、接する前面道路の広さにも左右されます。実際に車を切り返すシミュレーションを現地で行うと確実です。

  • 旗竿地を購入する際の注意点

    旗竿地を購入する際の注意点

    ここまでは、旗竿地のメリット・デメリットをご紹介しました。
    旗竿地ならではのメリットもあり、実際に旗竿地の購入を検討される方もいらっしゃるかと思います。
    しかし、旗竿地を購入する上で注意しなければない点がありますので、事前に確認してから検討するようにしましょう。



    路地状部分の幅の確認

    旗竿地で最も重要になるのは、「路地状の部分が建築基準法上の接道義務を満たしているか」という点です。建物を建てる敷地は、原則として幅4m以上の道路に2m以上接している必要がありますが、旗竿地の中にはこの路地状部分の幅が2mに満たない物件が販売されていることがあります。
    もし接道義務が満たされていない場合、現在の家を取り壊すと新しく家を建てられなくなる(再建築不可)ため、将来の建て替えが不可能になってしまいます。
    また、路地の奥行きが一定以上ある場合などは、自治体の条例で間口が2mでは不十分とされているケースもあります。
    土地の購入を決める前に、必ず接道幅の長さと、その土地が再建築可能かどうかを不動産会社で確認しましょう。



    建築の工事費が高くなる

    土地が安いからと即決するのではなく、土地代と建築費の合計で判断することが重要です。
    デメリットでもお伝えした通り、路地が狭いと、重機が入れないことによる工事費の上乗せや、道路から奥までライフラインを延長するためのインフラ引き込み費用が発生し、結果的に建築費が割高になる可能性が高くなります。
    安く購入したつもりが、結果的に整形地よりもトータルで費用がかさむような事態を避けるため、土地の契約前に必ず、建築会社に詳細な概算見積もりを依頼しましょう。



    将来を考えて土地を購入しよう

    土地の購入は、家を建てて住むところまでではなく、その後の将来まで見据えて検討することが大切です。
    旗竿地は特殊な形状であるため、一般的に旗竿地は買い手がつきにくく、売却に時間がかかったり価格が安くなったりする可能性があります。いつまでその土地に住むのか、将来売却する可能性があるかなど、長期的なライフプランを考えた上で、購入を判断することが賢明です。

  • まとめ

    まとめ

    今回は、旗竿地の特徴と、知っておきたいメリット・デメリット、そして具体的な対策をご紹介しました。

    旗竿地は、土地価格の安さやプライバシーの高さといった魅力を持つ一方で、日当たりや建築コストなど、その形状ゆえの懸念点があることも事実です。しかし、間取りや設計、そして土地の選び方を工夫することで、デメリットをカバーすることは十分に可能です。

    マイホームの選択肢を広げるためにも、旗竿地を敬遠せず、一つの選択肢としてぜひご検討ください。

    旗竿地での土地探しや家づくりは、専門的な知識が必要です。弊社は注文住宅部門もございますので、不動産のプロと注文住宅のプロからの目線でお客様に最適なプランをご提案いたします。ぜひお近くの店舗へお気軽にお越しください♪



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