投稿日:2023年11月03日
整形地よりも比較的低価格で販売されている「旗竿地」。金額的メリットは大きいものの、付帯工事費用や日当たりなどの懸念点が目立ってしまうため敬遠されがちです。一方、ポイントさえ押さえておけば快適な住まいを建築することができます。今回のコラムでは、旗竿地で住宅を建てる場合の注意点をご紹介していきます。
ライフラインの引込工事費用
旗竿地の特徴として「道路から住宅までの距離が遠い」ことがあります。通常、敷地内に家を建てる場合、道路に埋まっている「ガス本管」や「上下水道」と家を繋ぐ工事が必要になります。旗竿地の場合、整形地よりも道路から住宅までの距離が離れていることにより、通常の工事よりも費用が割高になってしまう可能性があります。購入の前に、ガスや上下水道は既に引き込まれているかの確認が必要になってきます。
外構費用
旗竿地の場合、外構費用も割高になる可能性があります。たとえば、住宅と道路を繋ぐ「路線上部分」(旗竿地の竿にあたる部分)を土間コンクリートや砂利、芝生などで整備した場合、通常の整形地よりも施工範囲が広くなることが多いため、その分の費用が追加になってきます。また、敷地の周囲にコンクリートブロックや塀を設置する場合、土地の形状が複雑なためその分多くの材料が必要になってきます。建物の契約をする際には必ず外構費用の見積もりも確認することで、総額いくらくらいになるか把握しておきましょう。
重機が入れない場合の人件費
建築にあたり重機を使わずに施工することも可能ですが、前面道路にクレーン車やトラックを停めて作業ができない場合、工事期間が長くなり職人さん達の人件費が高くなることもあります。事前に建築会社に重機の使用有無と、もし使用する場合は重機の搬入可否も確認しておいたほうが安心できます。
日当たり・風通し
旗竿地の場合、家と道路の間に別の住宅が建ちますので、日当たりや風通しが悪くなってしまうという懸念点もあります。たとえば、2階LDKの住宅にし、確実に採光を確保できる間取りにすることや、南北に開閉可能な窓を設置することで風の通り道を作り風通しを良くするなど、間取りを決めていく際には担当設計士と要望を共有しておくことが大切です。
空き巣に注意
旗竿地は道路から奥まった場所にあるため、外からの視線を気にしなくていいというメリットがあります。しかし、換言すると道路から見えない分空き巣に狙われやすいとも言えます。「路線上部分」(旗竿地の竿にあたる部分)にセンサーライトを入れたり、防犯センサーなどを設置することで、誰かが敷地内に入ってきたらすぐに分かるような仕組みを事前に実施しておくと安心です。
施工不可能な住宅会社もある
工場で制作したものを現地に運び、クレーン車などで組み立てていく施工方法の場合、クレーン車の搬入が不可能だと判断されると建築自体が不可能だと判定されることがあります。その場合、現地で組み立てる「在来工法」を提案されることもありますが建築費用が割高になってしまうことが多いです。建物や土地を契約する前に、事前に施工担当者に建築の可否を確認しておくことが大切です。
ハウスボカンとHOLIDAYSのワンストップ提案。
ハウスボカンには注文住宅部門「HOLIDAYS」もございます。ハウスボカンで土地を紹介させていただき、ワンストップでHOLIDAYSスタッフから間取りの提案をさせていただくことが可能です。不動産会社と住宅会社を別々に訪問する必要が無いため、時間の節約ができるのはもちろんですが、HOLIDAYSスタッフは数多の物件に携わらせていただいた経験から、様々な住まいの形をご提案することが可能です。木造軸組パネル工法のため旗竿地でのご建築もできますので、旗竿地で建築をご検討の方は是非お問合せください。
今回旗竿地での建築にあたっての注意点をご紹介いたしました。どのような土地にもメリット・デメリットがありますが、100点満点の土地に出会うことは非常に困難です。物件を見たとき、「70~80点くらいかな」と感じたら前向きに検討していきましょう。旗竿地のように土地の形状にデメリットがあっても間取りや設備次第では十分快適に暮らすことができます。土地探しでなかなかいい物件に出会えない方は是非ハウスボカンにお問合せください。
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