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住宅を購入時の頭金は必要?頭金ゼロで住宅を購入する注意点を知る!


投稿日:2026年09月19日
マイホームの購入を考え始めたとき、多くの人が気になるのが「頭金」ではないでしょうか。
「頭金はいくらくらい用意すればいいの?」「みんなはどのくらい払っているの?」など、頭金について気になる方も多いでしょう。
一般的に、頭金の目安は物件価格の10%~20%と言われています。ただし、必ずしもこの金額を用意する必要があるわけではなく、頭金をどのくらい入れるかは、今後の生活や貯蓄とのバランスを考えて決めることが大切です。
この記事では、住宅購入における頭金の平均額や目安、頭金を用意するメリット・デメリット、そして「頭金なし」という選択肢について、分かりやすく解説します。自分たちのライフプランに合った資金計画を立てるための参考にしてください。
頭金とは、住宅の購入代金のうち、住宅ローンを利用せずに自己資金で支払うお金のことです。物件価格の全額をローンで借りるのではなく、一部を現金で支払うことで、金融機関からの借入額を減らすことができます。
住宅を購入する際に支払う頭金は、一般的に物件価格の10%~20%が目安とされています。例えば、3,000万円の物件であれば300万円~600万円が目安となります。
ただし、実際に用意している頭金の額や割合は、住宅の種類によっても異なります。
実際に住宅を購入した人が、どのくらいの頭金を用意しているのでしょうか。住宅金融支援機構の「2025年度 フラット35利用者調査」によると、住宅の種類ごとの所要資金と手持金の平均額、手持金の割合は以下のようになっています。
| 住宅の種類 | 所要額(物件価格) | 頭金(手持金)の平均額 | 頭金の割合 |
|---|---|---|---|
| 土地付注文住宅 | 5,830.4万円 | 547.8万円 | 9.4% |
| マンション | 4,965.9万円 | 1,063.4万円 | 21.4% |
| 建売住宅 | 3,853.5万円 | 325.1万円 | 8.4% |
| 中古戸建 | 2,993.4万円 | 285.8万円 | 9.5% |
| 中古マンション | 2,705.4万円 | 350.6万円 | 13% |
出典:住宅金融支援機構「2025年度 フラット35利用者調査」
このデータを見ると、新築マンションでは物件価格の21%以上と多めに頭金を入れる傾向がある一方、建売住宅では8%台と、1割に満たないケースも多いことが分かります。多くの人が物件価格の1割〜2割を目安にしつつも、状況に応じて柔軟に対応しているようです。
頭金が物件価格の10%~20%程度と言われることがあるのは、住宅ローンの借入額を抑え、返済負担を軽減することを目的としているためです。
また、住宅ローンによっては、物件価格に対する借入額の割合(融資率)によって適用金利が異なる場合があります。例えばフラット35では、融資率が9割以下の場合と9割を超える場合で金利が異なります。
ただし、現在は物件価格の全額を借り入れるフルローンに対応した住宅ローンもあります。そのため、「頭金は必ず2割必要」と考えるのではなく、自分の収入や貯蓄、今後のライフプランに合わせて検討することが大切です。


頭金を支払うことは義務ではありませんが、用意することで様々なメリットが得られます。ここでは、主な3つのメリットについて解説します。
頭金を用意する最大のメリットは、住宅ローンの借入額を減らせることです。借入額が少なくなれば、その分毎月の返済額を抑えることができ、長期的な返済計画に余裕が生まれます。
例えば、3,000万円の物件を購入する場合、頭金の額によって住宅ローンの借入額が変わると、毎月の返済額も以下のように変わります。
| 借入額 | 毎月の返済額 | 総返済額 |
|---|---|---|
| 3,000万円 | 約84,686円 | 約35,567,958円 |
| 2,700万円(頭金300万円) | 約76,217円 | 約32,011,162円 |
| 2,400万円(頭金600万円) | 約67,748円 | 約28,454,367円 |
※金利1.0%、返済期間35年、元利均等返済でシミュレーション
例えば、3,000万円の物件に対して頭金を300万円(10%)入れるだけでも、月々の返済額は約8,500円、総返済額では約350万円も少なくなります。
住宅ローンの審査では、申込者の返済能力が重視されます。頭金を入れることで借入額そのものを抑えられるため、返済負担を軽減できます。住宅ローンの審査では年収や勤続年数、他の借入状況などさまざまな要素が考慮されるため、頭金の有無だけで審査結果が決まるわけではありません。
借入希望額が物件価格に対して少ないほど、金融機関は「貸し倒れのリスクが低い」と判断するため、審査に通りやすくなる傾向があります。特に、年収に不安がある方や、他に借り入れがある方にとっては、頭金を用意することが有利に働く可能性があります。
金融機関によっては、物件価格に対する借入額の割合(融資率)に応じて、適用される金利が変わるプランを提供している場合があります。一般的に、融資率が低い(=頭金を多く入れる)ほど、より低い金利が適用される傾向にあります。
例えば、フラット35では融資率が9割以下の場合と9割を超える場合で金利が異なります。わずかな金利差でも、総返済額に換算すると大きな違いになるため、少しでも有利な条件で借りたい場合は頭金を用意するメリットは大きいと言えるでしょう。
メリットの多い頭金ですが、無理に用意しようとするとデメリットが生じる可能性もあります。注意すべき点をしっかり理解しておきましょう。
頭金を支払うために貯蓄の大部分を使ってしまうと、手元に残る現金が少なくなります。住宅購入後には、固定資産税の支払いや、家具・家電の購入、引っ越し費用など、予期せぬ出費が発生することも少なくありません。
万が一の病気やケガ、失業などに備えるためにも、生活費の半年~1年分程度の現金は「緊急予備資金」として残しておくことが重要です。すべての貯蓄を頭金につぎ込むのは避けましょう。
「頭金を2割貯めるまで家は買わない」と決めると、目標額に達するまでに数年かかることもあります。その間に、希望の物件が売れてしまったり、金利が上昇してしまったり、自身の年齢が上がって返済期間が短くなるなど、かえって条件が悪くなる可能性も考えられます。
特に、現在の家賃を支払いながら頭金を貯める場合、数年分の家賃総額が頭金の目標額を上回ってしまうケースもあります。タイミングも重要な要素ですので、頭金の額に固執しすぎないことも大切です。
住宅ローン控除(住宅ローン減税)は、住宅ローン控除は、一定の要件を満たす住宅を取得した場合に、年末時点の住宅ローン残高などを基に所得税等から控除を受けられる制度です。控除期間や借入限度額などは、入居時期や住宅の種類・性能によって異なります。頭金を多く入れるとローン借入額が少なくなるため、その分ローン残高も減り、結果的に控除される金額も少なくなります。
低金利が続いている現状では、住宅ローン控除による減税メリットが、支払う利息を上回るケースもあります。頭金の額を検討する際は、この住宅ローン控除の制度も考慮に入れると良いでしょう。
近年では、頭金なし(ゼロ)で物件価格の全額を借り入れる「フルローン」を利用して住宅を購入する人も増えています。頭金なしには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
頭金なし(フルローン)で住宅を購入する場合のメリットとデメリットを以下の表にまとめました。
・早期に住宅を購入できる
・手元の現金を残せる
・住宅ローン控除の恩恵を最大限受けられる
・毎月の返済負担が重くなる
・ローンの審査が厳しくなる傾向がある
・金利が高くなる可能性がある
・将来、売却時に残債割れのリスクがある
最大のメリットは、頭金としてまとまった現金を用意しなくても、住宅購入を進められる可能性があることです。一方で、借入額が大きくなるため返済負担が増え、審査のハードルも高くなる点を理解しておく必要があります。
以下のような特徴に当てはまる人は、頭金なしでの住宅購入を検討してみる価値があるかもしれません。
・貯蓄は少ないが、収入が高く安定している人:
毎月の返済額が高くても、安定して返済していける見込みがある場合。
・できるだけ早く購入したい人:
子供の入学など、購入したいタイミングが決まっている場合。
・購入後のライフイベントに備え、手元に現金を残しておきたい人:
教育資金や万が一の備えを優先したい場合。
頭金なしでも無理なく返済できるかどうか、しっかりとシミュレーションを行うことが重要です。住宅購入は大きな決断ですので、マイホーム 購入を検討する際は、様々な選択肢を比較することが大切です。
住宅購入の際には、頭金とは別に「諸費用」と呼ばれる費用が現金で必要になります。諸費用を住宅ローンに含められる金融機関もありますが、自己資金で支払う費用が発生する場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。
諸費用の金額は、購入する物件の種類や価格によって異なりますが、一般的に以下の割合が目安とされています。
・新築物件の場合:物件価格の3%~7%
・中古物件の場合:物件価格の6%~10%
中古物件は、仲介手数料がかかるため新築よりも諸費用が高くなる傾向があります。例えば、3,000万円の新築物件なら90万円~210万円、中古物件なら180万円~300万円程度の諸費用がかかる計算になります。
諸費用には、税金や手数料など様々な項目が含まれます。主な内訳は以下の通りです。
| 費用の種類 | 内容 |
|---|---|
| 税金 | 印紙税、登録免許税、不動産取得税、固定資産税・都市計画税清算金など |
| ローン関連費用 | 事務手数料、保証料、火災保険料・地震保険料など |
| 不動産会社関連費用 | 仲介手数料(中古物件や一部の新築物件) |
| その他 | 引っ越し費用、家具・家電購入費用など |
これらの諸費用は、頭金とは別で現金での準備が必要になることを念頭に置いて、資金計画を立てましょう。

ここでは、住宅購入の頭金についてよく寄せられる質問にお答えします。
頭金の支払い時期は、売買契約の内容や金融機関によって異なります。
売買契約時には手付金を支払い、残代金の決済時に住宅ローンの融資実行とあわせて残金を支払うのが一般的です。手付金を頭金の一部として扱うかどうかは、契約内容によって異なります。
頭金が目標額に届かない場合でも、諦める必要はありません。以下のような方法が考えられます。
・親からの資金援助(贈与)を受ける:
一定額まで非課税で贈与を受けられる制度があります。
・頭金なし(フルローン)や諸費用ローンを利用する:
金融機関によっては、諸費用も含めて借り入れできるプランがあります。
・購入する物件の価格を見直す:
予算を下げることで、必要な頭金の額も少なくなります。
どの方法が最適かは個々の状況によって異なります。まずは金融機関や不動産会社に相談してみることをおすすめします。
住宅購入における頭金の目安は物件価格の10%~20%ですが、これはあくまで一般的な目安です。頭金を多く用意すれば返済は楽になりますが、そのために購入のタイミングを逃したり、手元の資金がなくなったりしては本末転倒です。
大切なのは、頭金の額だけに固執するのではなく、ご家庭の収入や貯蓄、今後のライフプランを踏まえて、無理のない資金計画を立てることです。「いくらの家なら無理なく購入できるのか」を知りたい方は、まずは現在の資金状況を整理してみることから始めてみましょう。
ハウスボカンでは、住宅購入にかかる費用や住宅ローン、頭金など、資金計画についてご相談いただける資金相談会を開催しています。これから住宅購入を考え始めた方も、お気軽にご相談ください。
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