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用途地域ってなに?マイホームを建てるのはどの地域がいいの?

2021年07月29日

用途地域ってなに?マイホームを建てるのはどの地域がいいの?

不動産探しをしている時に、不動産情報サイトやチラシなどで「第一種低層住居専用地域」や「商業地域」といった言葉を目にしたことはありませんか?

これらは用途地域と呼ばれるもので、その地域にどんな建物を建てることができるエリアなのかを定めています。

マイホームを検討する中で、「スーパーや駅が近いところがいい」、「住宅が密集してないところがいい」など希望は人によって様々だと思います。
そのような希望があったときに用途地域を見れば、どのような周辺環境なのか、今後どういった街になっていくのかを予想できます。

また用途地域によって建築できる建物の高さや大きさも決まってくるため、土地を購入後注文住宅の建築を検討しているという方も大体どれくらいの高さ大きさの建物を建築できるのかという目安にもなります。

ただ用途地域の種類は様々で、結局その地域が何なのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、用途地域の種類と建築できる建物について簡単にお話していきます!

  • 用途地域とは何か?

    用途地域とは何か?

    用途地域とは、計画的な市街地を形成するために、用途に応じて13地域に分けられたエリアのことです。
    商業施設や工場、学校など異なる種類の土地利用が混じっていると、互いの生活環境や業務の利便性が悪くなってしまいますよね?
    そこで用途地域を定めることで、住宅地、商業地、工業地などそれぞれに適した街づくりを計画的に行い、効率的な経済活動、生活を実現しようとしています。

    そのため、用途地域ごとに建てられる建物の種類や高さ、大きさなどが制限され、住み心地や暮らしも変わってきます。

    用途地域を知ることで、その土地の周辺環境を予測できるだけでなく、住んでからの暮らしもイメージしやすくなるのです!

    なお、用途地域は市街化区域にのみ設定され、市街化調整区域には設定されません。市街化区域は計画的に都市化を進めるエリアであるのに対して、市街化調整区域は計画的に都市化を抑制するエリアだからです。

    次の章からは13種類ある用途地域を住宅を中心とした地域と、それ以外の地域に分けて説明していきます。

  • 住宅中心の用途地域

    住宅中心の用途地域

    まず初めに、住宅を中心とした8つの用途地域についてお話します。
    マイホームを検討する中で一番よく目にするのはこの8つの用途地域だと思いますので、しっかり確認していきましょう!

    ●第一種低層住居専用地域
    名前の通り、低層住居のための地域。建てられる高さは10mや12mに制限されています。
    小中学校や床面積が50m2以下の店舗兼住宅(コンビニは建てられません)も建てられますが、業種にも条件があるため、普段のちょっとしたお買い物に不便を感じることも…。
    庭や駐車場を広めに所有したい方、静かで落ち着いた環境で生活をしたい方におすすめの地域です。

    ●第二種低層住居専用地域
    主に低層住居のための地域。高さの制限は第一種低層住居専用地域と同様の10mや12mです。
    建物の種類は床面積150m2までの店舗が可能になるため、コンビニや飲食店を建てることもできます。
    そのため第一種低層住居専用地域に比べて、利便性が良くなります。

    ●第一種中高層住居専用地域
    中高層住居のための地域。高さの制限はありません。
    病院や大学、2階建て以内で500m2以下の一定の店舗(飲食店やスーパーマーケットなど)が建てられます。
    3階建ての戸建やマンションを建てられるのに加え、店舗も増えるため活気のある雰囲気になります。

    ●第二種中高層住居専用地域
    主に中高層住居のための地域。第一種中高層専用地域と同様に高さの制限はありません。
    2階建て以内で1500m2以下の店舗や事務所を建てることができるため、利便性を求める人や職に近い地域を希望している方におすすめです。

    ●第一種住居専用地域
    高さ制限はなく、住宅以外に3000m2までの店舗や事務所、ホテルなども建てられます。
    商業施設が多くなり、比較的駅に近い場合もあるため生活利便性を重視している方におすすめです。

    ●第二種住居専用地域
    高さ制限はなく、第一種住居地域で可能な建物に加えて、ボーリング場やスケート場などの娯楽施設も建てられます。そのため街がより賑やかになります。

    ●準住居地域
    高さ制限はなく、道路の沿道において自動車関連施設などの立地と、これと調和した住居環境を保護するための地域です。国道や幹線道路沿いに指定されることが多いため、車での移動が多い方におすすめの地域です。

    ●田園住居地域
    農業の利便性を図りつつ、低層住宅の環境を守るため地域です 。建てられる高さは10mや12mに制限されています。
    住宅や教育施設などに加え、床面積500m2以下の農産物直売所や農家レストランなど、農業の利便増進に必要な店舗・飲食店であれば建てることが可能です

    田園住居地域を除いた7つの地域に関しては、上から下に行くに連れて賑やかな街になっていくようなイメージです。

  • 商業・工業中心の用途地域

    商業・工業中心の用途地域

    次に、住居ではなく商業・工業を中心とした5つの用途地域についてお話していきます。

    【商業】
    ●近隣商業地域
    準住居地域よりさらに制限が緩和された地域です。
    生活利便性が高くなりますが、それに伴い人や車の往来が増えることで、騒がしい地域となります。

    ●商業地域
    店舗や事務所、商業施設が集まることを目的とした地域です。
    様々な種類の建物が集まるため騒々しくなりますが、大きな駅や商業施設が近くなるため利便性の高い地域になります。ただし地価が高くなることが多いため、一戸建ては少なくなります。

    【工業】
    ●準工業地域
    主に軽工業の工場やサービス施設等が立地する地域です。
    工場や住宅だけでなく生活利便施設や教育施設も建てられるため、地域内の工場に勤めている方におすすめです。

    ●工業地域
    工業の利便増進を図る地域で、軽工業だけでなく重工業の工場も建てられます。住宅や店舗も建てられますが、学校や病院などは建てられません。
    公害の発生の恐れが大きい工場も建てられるため、周辺環境には注意が必要です。

    ●工業専用地域
    工場のための地域です。店舗や教育施設、病院などに加え、住宅も建てることはできません。

    これらの地域は、高さや建築物の種類など規制が緩く、様々な種類の建物が密集して立つことが多いため、騒音や日照問題について注意が必要です。

  • まとめ

    まとめ

    今回は用途地域の種類と建築できる建物についてお話しました。
    用途地域によってどのような雰囲気の街になっているのかが少しわかっていただけたかと思います。
    希望に合った環境で素敵なマイホーム生活を送るために、是非用途地域を参考にしてみてください。

    ただし、用途地域は細かく指定されており、購入した土地の隣の土地は別の用途地域だったという可能性があります…。用途地域については指定されたものがネットに公開されていますので、検討している都道府県や市区町村の自治体から確認してみるといいでしょう。

    また、その土地によって建築条件なども変わってきますので、用途地域のみでその土地の良し悪しを判断することは難しくなっています。
    検討している土地について詳しく知りたい場合は、不動産のプロに相談することをおすすめします!
    弊社でも、エリアに詳しい担当者より周辺環境や建築条件などについてご説明させていただきますので、気になる土地やエリアがある方は是非一度ご来店ください♪

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