物件見学時に外せないチェックポイント!!
投稿日:2020年01月16日
物件見学は、写真や資料では分からない雰囲気や、周辺環境などを確認できるとても重要な機会です!
しかし、はじめての不動産探しで物件のどこをチェックしたらいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。
今回は後悔のない物件探しのために、物件見学時のチェックポイントをお伝えします!
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■物件見学の準備と心構え
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物件見学に必要な持ち物リスト
物件見学は荷物梨で参加することも可能ですがいくつか準備しておくと便利な持ち物があります。
ここでは物件見学に必要な持ち物をいくつかご紹介しますので是非参考にしてみてください。
~持ち物チェックリスト~
✔スマートフォン・カメラ…写真・動画を撮ってあとから比較できる。
✔筆記用具…気になる点をその場で記録ができる。
✔図面…実際の部屋と照らし合わせながらチェックができる。
✔メジャー…家具が入るか、通路の幅などその場で測ることができる。
✔スリッパ…不動産会社の方で用意してくれる場合もありますが念のため持っておくと便利。
✔方位磁石…日当たりや風通しのチェックに役立つ。
これらの持ち物をしっかり準備しておけば、当日見落としや後悔の少ない物件見学につながります。
見学前に確認しておくべきポイント
物件を見学する前に、あらかじめ確認しておくべきポイントをチェックしておくことで、当日の見学をよりスムーズに、そして効率的に進めることができます。
まず確認しておきたいのが周辺環境です。Googleマップやストリートビューを活用して、最寄り駅からの距離やルート、スーパーや学校、病院、公園など生活に必要な施設の場所を事前に調べておくと良いでしょう。
さらに、ハザードマップや用途地域の情報をチェックしておけば、防災面についても事前に把握することができます。
また、当日の天気や気温によって物件の印象が変わることもあるため、可能であれば天気予報もチェックしておきましょう。日当たりや風通しの感覚は、晴れの日の方がより正確に判断できます。
それ以外にももし気になる点や確認したいことがあれば、事前に不動産会社へ確認事項を伝えておくと当日にスムーズに対応してもらえ、時間を効率的に使うことができます。
見学の日程や時間帯の選び方
理想の住まいに出会うためには、「いつ見学するか」はとても重要です。
同じ物件でも、見学する時間帯や曜日によって印象が大きく変わることがあります。
時間帯 | 確認できること |
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午前中 | 朝の日当たり、通勤の雰囲気 |
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日中 | 室内の明るさ、日差しの入り方 |
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夕方 | 夜の静けさ、照明の雰囲気 |
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曜日 | 確認できること |
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平日 | 通勤・通学時の交通量、周辺の静けさ |
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休日 | 子どもやファミリー層の様子、騒音の有無 |
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POINT①建物・設備のチェックポイント
長年その家に暮らすことになるため、設備の使いやすさや、物件状態の確認はとても重要です。下記8つのポイントを押さえながら物件の見学をしましょう。
◎間取りや日当たり
間取りは、ただ何部屋あるかだけでなく、下記4つのポイントを押さえて実際に暮らすことをイメージしながら、確認することが大事です。
・部屋の広さは十分か
・収納スペースはしっかり確保されているか
・利用しやすい生活動線か
・家具配置はどうするか
家具の配置に関しては事前にご所有の家具がどれくらいのサイズなのかメモをとっておいたり、見学時にメジャーを持っていくと便利です。
また、日当たりも、時間帯によって全然光が入らないということもあるので、余裕があれば時間帯をずらして見学をしても良いかもしれません。
◎水回り
水回りは、傷みが出やすい部分で、築年数が15年以上たっている物件は要確認です。場合によっては、リフォームが必要になることがあり、物件価格とは別途で費用がかかります。水回りのリフォームは一般的に200~300万円必要となりますので、その点をふまえ、物件選びをすると良いでしょう。
◎ドア・階段の有効幅
見学時には、ドアや階段の有効幅も忘れずチェックしましょう。
大型の家具や家電を搬入する際、幅が狭いと大きなトラブルになります。玄関ドアや室内ドアはもちろん、階段の幅や曲がり角の広さも確認しましょう。
実際の搬入経路をイメージして、通れるかどうかをチェックするのがおすすめです。
◎駐車場、駐輪場の有無
自家用車や自転車を持っている場合、駐車スペースは十分確保されているかどうか確認しておきましょう。敷地内にあるか、空き状況やサイズ、利用料金などを確認することが大切です。
特に車を利用する方は、サイズが合うかや、将来的な空き状況まで考慮するのがおすすめです。
◎コンセントやTV端子の数と位置
見学時は、コンセントやTV端子の数と位置もチェックポイントです。
リビングや寝室、キッチンなどに必要な数があるか、家具の配置を考えたときに使いやすい場所にあるかを確認しましょう。
テレビ端子の位置も重要で、配置によっては延長ケーブルが必要になる場合もあります。
実際の暮らしをイメージしながら、必要な数と場所をしっかり見ておきましょう!
◎内装や設備の状態
物件見学時は見た目だけで判断せず、設備の状態という細かい部分まで丁寧にチェックすることが大切です。
壁や床に傷みがないか、ドアや窓の開閉はスムーズか、水回りに劣化や水漏れ跡がないかなどを確認することが大切です。
キッチン、浴室、トイレ、エアコンや給湯器などの設備も、実際に動かしてみて不具合がないか確かめておくと安心です。
◎スマホなどの電波状況
スマホや携帯の電波が入るかしっかりと確認しましょう。
室内で電波が入りにくいと、日常生活に支障が出ます。特に地下や奥まった部屋、鉄筋コンクリート造の建物では注意が必要です。
Wi-Fi環境の整備やインターネット回線の引き込み可否もあわせて確認しておくと安心です。
◎におい
においは現地に行かなければわかりません。建築資材のにおいや前の住人のたばこ・ペットのにおいがしないか確認しましょう。においは1日中気になるものなので我慢やごまかしがきかないポイントです。においが気になったら原因を突き止めて対処できるものなのかを確認しましょう。
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POINT②物件別!その他のチェックポイント
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購入希望物件タイプにより、確認したいポイントも様々です。
戸建の場合
住宅の性能について不動産会社に確認しましょう。未完成物件の場合は、図面や設備表を確認し、他に同じような間取りや仕様の物件があれば、その物件を見学することで、イメージしやすくなります。
マンションの場合
エントランスや駐車場などの共用部分や、マンションの管理費などに加え、長期修繕計画の有無などの管理状況まで確認できるとベストです!また、マンションの場合は戸建と違い、駐車場がない場合もあります。その場合は月極駐車場が近隣にあるのかも確認しておきましょう。
そのほかにも騒音や防音性能についても確認が必要です。 窓を閉めたときに、外の車の音がどれくらい入ってくるか、上の階や隣の部屋から音が聞こえないかも確認できると実際に住んだときにストレスなく生活することができるでしょう。
土地の場合
日当たりなどの関係で、方角を気にされる方が多いようです。しかし、方角によってそれぞれメリットデメリットもございますので、自分にとってどれが暮らしやすいかを検討しましょう。
また広さや日当たりだけを見るだけではもったいないので下記ポイントも併せて確認すると後々後悔しない土地選びをすることができます。
■土地の境界線
境界杭(コンクリートや金属の印)がしっかり見えるかチェックしましょう。曖昧なままだと将来的にトラブルの原因になることもあります。
■隣地や周辺の土地について
周辺の物件が空き地なのか畑なのかアパートなのかなど何があるか将来的に建物が建つ可能性がある場所も見逃さずにしっかりチェックしましょう。また敷地内や前面道路に電柱があると、出入りや建物配置に影響が出ることもあるので電柱についてもしっかり確認しておきましょう。
■道路(交通量)
車の出し入れがしやすいか、朝夕の交通量は多くないかも確認しておきましょう。また実際に車で走ってみたり、歩いてみたりすると駐車のしやすさや車では気づかないポイントを発見できる可能性が高まります。
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POINT③周辺環境のチェックポイント
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物件を選ぶうえで、良し悪しを左右するのは建物だけではありません。周辺環境の充実が、普段の生活の暮らしやすさに繋がります。周辺環境の中でも下記3つの項目は忘れず確認したいポイントです。
物件周辺の利便性
スーパーやコンビニなど、近くに買い物に便利な施設があれば嬉しいですよね。
また、万が一に備え、病院が近くにあると安心です。普段から車を利用する方も、不測の事態で車が利用できなくなった時のことを考えて最寄り駅や、最寄り駅までの道のりなどを確認しておくとなお良いと思います。
ゴミ捨て場の位置や騒音などの地域環境
騒音の発生源が近くにあることは、ストレスに繋がりかねません。
「幹線道路の交通量が多い」「近くにパチンコ店があった」など騒音に繋がりそうなことがあればどれぐらいの音の大きさなのか、時間帯によって変化があるのか、確認しましょう。
内装や設備に関しては、リフォームなどを行えば変更可能ですが、周辺環境は引っ越しをしなければ変えることができません。
しっかりと自分の目で見て確かめましょう。昼と夜で雰囲気も変化しますので、時間帯をずらして見学することをオススメしております。
周辺地域の治安・防犯性
物件を選ぶ際、室内の設備や間取りと同じくらい重要なのが周辺の治安や防犯性です。防犯面で特にチェックすべきポイントを下記にまとまました。
防犯面でのチェック項目
■街灯の数・明るさ
■インターホンの種類
■防犯カメラの設置場所と台数
■ベランダの構造
■人通りや交通量
昼と夜では印象はかなり異なるため、できれば夜間にも訪れてみるのもおすすめです。
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まとめ
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物件資料だけではなかなか住まいのイメージがしにくいですよね。
気になった物件があれば、できるだけ一緒に住む家族全員で見学に行きましょう。
事前に、忘れずにチェックしたいポイントをまとめておくと、確認漏れがなくなります!
引越し後のミスマッチを減らし、快適な暮らしを実現しましょう!!