2023年11月10日
物件を売却するにあたって、"建物の価値は築20年を超えたら価値がゼロになる"というのを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
しかし、実はそれ木造の住宅の場合であることをご存じでしたか?
今回のコラムでは売却する際に知っておきたい構造別の特徴と築年数が古い物件の売却方法についてご紹介します。
住宅の構造には、大きく分けて木造、鉄骨造、RC構造の三つがあります。
①木造
建物全体を木材でつくる構造です。
通気性が高いため湿気が溜まりにくいことやコストが低く、デザインの自由度が高いことが特徴です。
日本の戸建の約9割が木造住宅となっています。
②鉄骨造
梁や柱に鉄骨を用いた建物の構造です。
品質が安定しやすく、高い強度や耐震性が特徴です。また、リフォームする際は構造のみを残したスケルトンリフォームが可能であるため、建て替えするよりもコストを抑えることができます。
③RC構造(鉄筋コンクリート造)
鉄筋とコンクリートが一体となった構造です。
圧力に強いコンクリートの中に、引っ張りに強い鉄筋をいれることで圧力と引っ張りに強い構造となっています。そのため耐震性や耐久性に優れていることが特徴です。
建物は減価償却資産といわれ、年月が経過するにつれ価値が低下する資産です。
一般的に、減価償却によって建物の価値は20年ほどでなくなるといわれていますが、構造によってその年数は異なります。
そこで参考となるのが法定耐用年数です。
法定耐用年数とは、法で定められた減価償却の耐用年数のことを表します。この耐用年数は構造や建物の利用形態によって異なりますが、上記でご紹介した住宅用として利用されている場合の三つの構造の耐用年数は下記になります。
木造 :22年
鉄骨造 :34年
RC構造:47年
このように耐久性の高い鉄骨造やRC構造(鉄骨コンクリート造)は、木造と比べて耐用年数が高いことが分かります。
法定耐用年数が浅ければ浅いほど価値は高くなりますが、耐用年数が過ぎたからと言って売却が不可能になるという訳ではありません。
ではどのような販売方法があるのでしょうか。
耐用年数を過ぎた建物を売却する場合の売却方法をご紹介します。
方法①中古戸建として販売する
最近ではリフォームやリノベーションを前提に物件探しをされる方も多くいらっしゃいます。そのようなお客様は築浅の物件よりもある程度築年数が経っている価格が低めの物件を好むため、需要が高まっています。
弊社のリノベーション部門KULABOでも中古物件探しからのワンストップリノベーションを行っておりますので、気になる方は是非下記からご覧ください。
方法②不動産会社に買取してもらう
直接不動産会社に買い取ってもらうことで、スムーズに物件を手放すことができます。しかし査定した金額で買い取るわけではなく、あくまで買取金額になります。その為、売却した場合の金額と比べると手元に入ってくる金額が少なくなってしまう点には注意が必要です。
ただ、売却の販売方法を検討したり長い期間かけて売却活動をする必要がなくなるため、早めに物件を手放したい方にはお勧めの方法です。
今回は売却する際に知っておきたい構造別の特徴と売却方法についてご紹介しました。
建物の構造や利用形態によって、耐用年数が異なることをお分かりいただけましたでしょうか。
ハウスボカンではエリアに詳しい担当者より、お客様の物件の特徴を踏まえた金額のお伝えやご売却にかかる諸費用についてのお話をさせていただく実査定をおこなっております。
これから売却活動を始められる方も「売却中だけどなかなか売れない」とお悩みの方も是非一度ハウスボカンにて実査定させていただければと思います。
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