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遠方の物件を売却する方法と注意点について

2022年06月24日

遠方の物件を売却する方法と注意点について

遠方にある不動産を相続した方などで、売却を検討しているものの、なかなか現地に行く機会がなく、売却活動が実行できずにいる方も多いのではないでしょうか。売却活動の為に何度も現地に出向き、移動に時間も費用もかけることは避けたいですよね。今回は遠方の物件をスムーズに売却する方法と注意点についてご紹介いたします。

  • 現地に行かずに売却する方法とは?

    現地に行かずに売却する方法とは?

    ■持ち回り契約
    通常の売買契約は買主、売主双方と仲介している不動産会社が同席して契約を交わすのが一般的ですが、持ち回り契約とは不動産会社が買主と売主のもとに伺い、契約書に署名・捺印をもらう、もしくは郵送にて買主、売主双方に署名・捺印してもらい契約締結する方法です。

    この持ち回り契約では、交通費や移動時間などのコストを削減でき、スケジュール調整がしやすいというメリットがある反面、契約内容の不明点等を相手方に確認する際に仲介の不動産会社が間に入ってやり取りすることになるので、通常よりやり取りに時間がかかってしまったり、契約内容の認識にズレが生じる可能性があります。こうした事態を防ぐためにも実績があり信頼できる不動産会社に依頼することが重要です。

    ■代理人を立てる
    本人がなかなか現地に行くことが難しい場合に、現地に住んでいる家族や親戚に代理人として代わりに売買契約をしてもらうことが可能です。この場合には代理権委任状が必要になります。この代理権委任状によって、代理人が不動産売買契約の代理権を持つことが証明できます。つまり、代理人の行為は委任した本人の責任になる為、不要なトラブル等を避けるためにも代理人の選定は信頼できる親族や法律の専門家に依頼することをおすすめします。


    ■司法書士に依頼する
    不動産登記や相続、契約書類作成に詳しい法律の専門家である司法書士に依頼することも可能です。物件引き渡し時の代理出席など含め、一連の不動産売買契約を代理人として任せることができます。ただし依頼料がかかりますので、売却活動にかけられる予算とのバランスを考慮して検討する必要があります。

  • 遠方の不動産売却の基本的な流れとは?

    遠方の不動産売却の基本的な流れとは?

    ■不動産査定をする
    まずは不動産査定をして売却したい不動産がいくらで売れるのかを確認します。査定方法には机上査定と訪問査定の二種類がございます。

    机上査定とは近隣の取引事例や相場などの過去の不動産データをもとに算出した価格になります。机上査定はあくまで概算価格になるので、より正確な価格を知りたいときや、すぐに売却したい場合は代理人に依頼して立ち会いの上、訪問査定を依頼することをおすすめします。

    ■不動産会社を選んで媒介契約を結ぶ
    仲介を依頼する不動産会社が決まったら次に媒介契約を結びます。媒介契約には専任媒介契約、専属専任媒介契約、一般媒介契約の3種類があります。

    専任媒介契約と専属専任媒介契約はともに不動産会社1社だけに売却物件の販売活動を依頼する契約になり、担当の不動産会社が売主に仲介業務の活動状況を報告する義務があります。違いとしては専属専任媒介契約は売主自身で見つけた購入希望者(例えば親戚や友人など)についても、依頼した不動産会社を通じて取引をするよう義務付けられていますが、専任媒介契約は売主自身で見つけてきた購入希望者とは直接取引が可能になります。

    一般媒介契約とは複数の不動産会社と契約を結ぶことができ、またご自身で探してきた購入希望者とも契約を結ぶことが可能になるため、より広い範囲で購入希望者を探すことができます。ただし不動産会社は自社で契約が成立しない限り、報酬を得ることができないため、他2つの契約内容に比べて積極的に広告費をかけての宣伝を行わない場合も無くはありません。

    遠方の物件を売却する際は売却活動の状況を把握することが特に重要になる為、報告義務がある専任媒介契約または専属専任媒介契約にすることが望ましいでしょう。


    ■不動産売買契約を結ぶ
    不動産会社と媒介契約を結び、実際に売却活動をして、無事買主が決まったら買主と売買契約を結びます。本人が現地に行って直接売買契約をすることも、もちろん可能ですが難しい場合は、上記で紹介したように持ち回り契約もしくは代理人、司法書士を通して不動産売買契約を結ぶことが可能です。


    ■本人、代理人もしくは司法書士が物件引渡しに立ち会う
    買主と売買契約を結んだら、最後に物件の引き渡しを行います。こちらについても本人で立ち会うことが難しい場合、代理人もしくは司法書士に代理出席してもらうことが可能です。

  • 遠方の不動産売却の注意点について

    遠方の不動産売却の注意点について

    ■信頼できる不動産会社を選ぶ
    遠方の不動産を売却する場合の不動産会社選びは特に肝心です。なかなか直接会うことができないので、不動産会社とのやり取りを行う上で、ご自身の要望や意向を汲んで密に連絡を取ってくれる会社であること、かつ現地の不動産情報に詳しく実績のしっかりした不動産会社に任せることが重要です。


    ■可能な限り早めに売却活動を開始する
    遠方の不動産を相続等で取得された方で、売却しようとは思っているものの、現地に行けず売却が進んでいない方もいらっしゃると思います。しかし、不動産をそのままにしてしまうと、建物の劣化が進んでしまったり、固定資産税等の税金が発生して不動産維持の為のコストがかかってしまう場合があります。そのため、売却をお考えの場合は出来るだけ早めに売却活動を行えるように、まずは不動産会社に机上査定の依頼や相談することをおすすめします。

  • まとめ

    まとめ

    遠方の物件をスムーズに売却する方法、注意点についてご紹介させて頂きました。
    前述の通り、売却意思があるのに、遠方の物件の為そのままにしてしまうと、建物の劣化が進んでしまったり、固定資産税等の税金が掛かってしまう場合がございますので、早めに売却活動を開始されることをおすすめします。

    弊社ハウスボカンでは簡易的な机上査定から、売却完了に至るまでをトータルでサポートさせて頂きます!また弊社は愛知県で不動産業をはじめて30年以上。地域に密着して展開してきました。そのため、エリアの相場や特徴に精通したスタッフが数多く在籍しており確かな実績がございますので、お客様の状況に合わせて適切なアドバイスをさせて頂きます。是非一度ご相談くださいませ。

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