失敗しないマンション購入!後悔しないための購入前の検討ポイントと注意点を解説
投稿日:2025年02月01日
理想の物件と思って購入しても、実際に住んでみると「イメージと違った…!」と感じることも少なくはありません。
物件の購入後に後悔しないためには、事前にしっかりとした準備をしておくことが必要になります。価格だけでなく、立地や周辺環境、物件の管理状況などチェックすべきポイントは多岐にわたります。
今回のコラムでは、中古マンション購入でありがちな後悔パターンや事前のチェックポイントについて詳しく解説します。是非参考にしてみてください。
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マンション購入でありがちな後悔パターン
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〇生活しづらい間取り
内覧をし、納得した上で購入した物件であっても、実際に住んでみると生活のしづらさを感じることがあります。
後悔しやすいポイント:
・家具や荷物を実際に持ち込んでみると、思ったより狭い
・キッチンや洗濯スペースなどの家事動線が使いづらい など
購入後におけるライフスタイルの変化や家族構成の変動により、必要な部屋数が増減する場合もありますので、将来を見据えた上で柔軟な対応ができる物件選びすることが大切です。
〇生活環境が合わない
周辺環境によって電車や車、工場などの音が室内まで聞こえてくる場合もあります。内覧の際に気にならなかったとしても実際に生活していく中で段々とストレスになっていく可能性も十分にあるので、時間別で何度か内覧したり、壁や窓の厚みを確認しておくと良いでしょう。
〇駐輪場や駐車場が使いづらい
マンションの駐輪場や駐車場は、使い勝手の悪さから後悔につながることがあります。 特に機械式駐車場の場合では、出入りに時間がかかる上、故障しやすいので後悔されるケースが多いです。故障し、修理費用が発生する場合には、修繕積立金だけでなく、一時金の徴収が求められることもあります。
また、物件によっては駐車場や駐輪場が抽選で利用者や場所が決まる場合があり、希望通りに使えないこともあります。駐車可能な台数や車のサイズに厳しい制限がある場合では、車の買い替えや台数を増やすことがなかなか難しいです。
〇設備や共用施設が不満に感じる
マンションの設備や共用施設は、住民の管理費で維持されています。しかし、ルールを守らない人やマナーの悪い利用者がいると、使いづらく感じることも。管理費を支払っているのに快適に使えないと、不満が募る原因になりやすいでしょう。
〇隣人関係のトラブル
マンションでは同じ建物内に様々な人が暮らしているので、トラブルが起こることも度々あります。
トラブルが発生しやすい要因:
・隣室のテレビ音や話し声、足音、椅子をひく音などの騒音
・ベランダでの喫煙によりタバコの煙が隣の窓やベランダに流れ込む など
音の感じ方には個人差があるため、些細な生活音生活音が騒音と捉えられ、クレームに発展することも少なくありません。
〇修繕積立金の値上がり
多くの購入者が陥りがちな失敗が、価格だけで物件を選んでしまうことです。初期費用が安く抑えられる場合、後から予期せぬ修繕費や管理費が発生することもあります。
マンションでは、建物や共用部分を維持するために管理費や修繕積立金の支払いが必要 になります。特に築年数が古い物件では、修繕積立金が急に値上がることや大規模修繕の際に一時金を徴収される場合もあります。そのため、購入時の月々の支払いが予算内であっても、将来的な修繕積立金の負担が増えていくと、将来的に予算オーバーになってしまうこともあります。
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後悔しないための事前チェックポイント
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1.周辺環境の徹底調査
実際にその地域で生活するイメージが湧くかどうかは重要なポイントです。周辺環境を自分の目で確かめ、日常生活でどのように過ごすかを具体的にイメージしてみましょう。毎日の生活において、通勤や通学、買い物の便利さ、近隣施設の充実度などが居心地の良さを左右します。これらの要素が自分のライフスタイルに合っているかを事前に確認することで購入後のギャップを防ぎましょう。
また、地域コミュニティの雰囲気や防災対策の状況も確認し、安全で安心できる環境を選ぶことが大切です。具体的には、地域のイベントや住民の交流の場がどの程度あるのか、災害時の避難経路や防災グッズの備えが整っているかをチェックし、安心して暮らせる環境を選びましょう。
2.購入前のファイナンシャルプランニング
ローンを組む際には、収入の変動や金利の上昇なども考慮に入れ、無理のない資金計画を立てるようにしましょう。ローン返済が生活に与える影響を想定して余裕を持った計画を立てることで将来的な負担を減らし、安定した生活を維持できます。ローン商品を選ぶ際には、金融機関の貸付条件や金利タイプを比較し、最適なものを選ぶことが成功の鍵です。予期せぬ支出にも備えた緊急資金を確保し、経済的な変動にも柔軟に対応できるような体制を整えておくと安心です。
3.修繕計画および修繕積立金をチェック
中古マンションには、修繕費用が必要となる時が訪れます。長期修繕計画期間の目安は約25年が目安で、大規模修繕は12年周期で行われます。 そのため、購入前に「長期修繕計画」や「修繕履歴」を確認し、過去の工事状況や今後の修繕予定を把握しておくことをおすすめします。
4.物件の将来性を考慮する
資産価値の低下を防ぐためには、周辺の開発計画や地域の成長性を確認することが大切です。将来的に価値が上がる可能性のある地域を選ぶことで資産価値の維持、または向上が期待できます。また、マンションの築年数や過去の修繕履歴も見逃せないポイントです。地域の将来的な人口動向やインフラの整備状況も確認し、生活の持続可能性を見据えた選択を行うことで物件の将来性を期待できます。
5.どのような住民が住んでいるか確認する
マンションは多くの住民の共同生活の場であり、住民の質やマナーが生活の快適性に大きく影響します。ルールやマナーを守らない住民がいることでゴミ捨て場の散乱や騒音、共用施設の使いづらさなど日々のストレスが増える原因になります。また、小さな子どもが多い家庭、単身者、高齢者など住民の居住者層によってマンション全体の雰囲気が違いますので、自分たちのライフスタイルに合った環境かどうかを確認しておくことが大切です。
購入前には、以下の点を確認しておくと良いでしょう。
・マンションの掲示板やゴミ捨て場の様子
・内覧時に周辺の住民の雰囲気を観察する
・不動産会社にトラブルの有無や住民の特徴についてみる
6.優先順位を明確にする
物件を購入する際は、間取りや立地、価格、周辺環境、共用施設など様々な希望条件をがありますが、すべてを理想通りに叶えるのは難しいです。優先するポイント・妥協するポイントを見間違えると、購入後に後悔する原因になりがちです。
後悔を防ぐには、家族全員の希望を整理し、必要条件と希望条件を明確に分けて優先順位をつけることが重要です。事前に優先順位をはっきりさせておけば、購入後に「もっと別の条件を重視すればよかった …」という後悔を減らし、満足度の高い物件選びが可能になります。
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もし後悔した場合の解決法
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もし購入後に後悔した場合でも、対応策はあります。状況に応じて、【売却・賃貸・リノベーション】を検討することも視野に入れましょう。
■売却する
自分の希望やライフスタイルに合わない場合、売却することも1つの手です。 市場の動向により、購入時より高く売れることもありますが、逆に損をする可能性もあるため、売却を決断する前に不動産の相場や販売状況を十分に調べておくことが大切です。 売却には仲介手数料や税金などの諸費用がかかりますので、売却してプラスになるかどうかを考慮して判断しましょう。
■賃貸に出す
売却を避けたい場合、賃貸に出すという選択肢もあります。 特に仕事や家庭の事情で一時的に住む場所が変わったり、将来の使用を見越して物件を保有し続けたい場合におすすめです。賃貸に出すことで家賃収入を得ることができるので、物件の維持費やローン返済の負担を軽減することができます。しかし、賃貸運営には管理やメンテナンスが必要ですので、管理会社に委託するか、自分で行うかを検討する必要があります。
■リノベーションを行う
間取りや設備に不満がある場合、リノベーションを行うことで自分のライフスタイルに合った空間に変えることができます。 費用や工事の手間がかかるため、予算と計画をしっかり立てることが重要です。
弊社では、リノベーション部門のKULABOがあるので、リノベーションに関するご相談が可能です。なかなか自分に合った物件がないという方も中古物件をリノベーションして自分好みにすることもおすすめします。
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まとめ
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マンション購入は大きな決断ですが、事前の確認不足や見落としが原因で、「こんなはずじゃなかった…」と後悔する人も少なくありません。管理費や修繕積立金の負担、駐車場・駐輪場の不便さ、居住環境の問題なども含め、総合的に判断することが大切です。また、実際に購入された方の後悔ポイントや失敗談を知っておくとで、より良い選択ができるでしょう。
ハウスボカンでは、これまで多くのお客様の住まい選びをサポートしてきました。 マンション購入に関する疑問や不安がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。 実際の事例や市場の動向をもとに、お客様の理想を叶える物件選びをお手伝いします。