投稿日:2024年07月25日
突然ですがみなさん、「レインズ」という言葉を聞いたことがありますか?
レインズは不動産業界でよく使用されており、売却中の方や売却の経験がある方は聞いたことがあるかもしれません。
今回のコラムでは、レインズとは何か、その活用方法について詳しく解説します。
これから売却を検討される方や現在売却活動中の方も、是非最後までご覧ください!
レインズとは不動産会社が物件の流通を確認するためのシステムです。
会員となっている不動産会社はレインズに不動産情報を登録することで、他の不動産会社に情報共有することになるため、より広範囲に情報が広がり、最適な買い手を見つけることができます。
しかし、全ての物件がレインズに登録されているわけではありません。媒介契約の方法によって、レインズに登録する義務の有無は異なります。
媒介契約 | レインズへの登録 |
---|---|
一般媒介 | 登録義務なし(売主の希望による) |
専任媒介 | 契約締結後、7日以内 |
専属専任媒介 | 契約締結後、5日以内 |
媒介契約が専任媒介や専属専任媒介である場合、レインズへの登録が義務付けられています。一般媒介の場合でも、任意でレインズに登録することができ、より幅広い中から最適な買い手を見つけることが出来ます。
所在地や間取り、取引状況などの情報が正しく入力されているか確認することができます。これはレインズに登録した際にもらえる登録証明書にIDとパスワードが記載されており、このIDとパスワードを用いてログインすることで確認が可能です。
レインズは、宅地建物取引業法に基づき、国土交通大臣の指定を受けた「指定流通機構」になるため、公正で円滑に取引を行うことが可能です。さらに、他社も物件の確認ができるため、「囲い込み」のリスクもありません。
囲い込みとは…
物件の売買の取引方法には片手取引と両手取引があります。片手取引は、売主と買主がそれぞれ異なる不動産会社と契約を結ぶことをいいます。一方、両手取引は1社の不動産会社が売主と買主の両者を仲介し、両方の代理人を務めることをいいます。
囲い込みとは、この両手取引による自社の利益を優先し、他社に紹介せず自社でのみ成約させることを指します。
ここまでレインズについてご説明しましたが、お分かりいただけたでしょうか。
では、不動産会社が使うレインズは個人(一般人)も使用できるのでしょうか。
「専任媒介」「専属専任媒介」を結ぶことで、一般の方でもレインズを閲覧することができます。ただし、閲覧できるのは自分が掲載した物件のみになります。
そのため、その他の物件情報は不動産会社しか閲覧することができません。
そんな時におすすめなのが、レインズ・マーケット・インフォメーションの活用です。
《レインズ・マーケット・インフォメーションとは》
実際に取引された物件の成約価格等の物件情報が掲載されています。
成約事例に加えて現在売り出している物件情報を閲覧できるレインズとは異なり、レインズ・マーケット・インフォメーションは成約後の物件情報のみ確認することができます。
*レインズ以外で物件情報を得る方法
①不動産会社のHPを見る
物件によっては、一括で物件を調べる事ができる各種ポータルサイトには載せず、HPにのみ掲載している物件もあります。また、特定のエリアに特化した情報や、新着物件情報などもチェックできるため、こまめに確認することで掘り出し物の物件を見つけることができます。
②不動産会社の営業に直接聞く
レインズに掲載される前の物件や販売予定の物件などの最新情報に加え、具体的な価格や成約までの期間、競合物件の状況など、インターネット上では得られない詳細な情報を入手できることもあります。
③ポータルサイトサイトを活用する
SUUMOやアットホームなどのポータルサイトでは、豊富な物件情報が掲載されています。地域や価格、間取りなど様々な条件で検索できるため、自分に合った物件を見つけやすくなっています。
最後に、契約締結から成約登録までの一連の流れをご紹介します。
①実査定
物件の特徴やレインズに掲載されている周辺取引情報、成約事例をもとに査定を行います。
②媒介契約
お客様のご希望に合わせて、一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約のいずれかを結びます。
③レインズに登録
専任媒介もしくは専属専任媒介の場合はレインズへの登録義務があります。一般媒介の場合も任意で登録することが可能です。レインズに登録することで、他の不動産会社とも情報共有され、広範囲に情報が拡散されます。
④登録証明書渡す
登録証明書にはIDとパスワードが記載されています。このIDとパスワードでログインすると、自分の物件情報を確認することができます。
⑤報告
専任媒介や専属専任媒介の場合、不動産会社は規定の日数以内に売主様に対して業務報告をすることが義務付けられます。
媒介契約 | 販売状況の報告頻度 |
---|---|
専任媒介 | 2週間に1回以上 |
専属専任媒介 | 1週間に1回以上 |
⑥成約
購入希望者が見つかれば、営業が契約内容や引渡し日などの条件を交渉・調整します。契約条件が整えば、売買契約を締結し、手付金を受け取ります。その後、物件の引渡しに向けて必要な手続きを進めます。
⑦レインズ成約登録
成約した価格をレインズへ登録します。成約登録は、不動産取引の透明性を確保し、市場の健全な運営を支える重要な手続きです。これにより、他の取引事例と比較することで、自分の物件の価値を客観的に評価することができます。
今回はレインズの活用方法について詳しくご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
レインズは不動産売却において非常に有用なツールであり、物件情報の広範な共有と取引の透明性を確保する上で欠かせない存在です。これにより、売主と買主の双方にとって、公正で安心な取引が実現します。
ハウスボカンでは無料実査定を行っております。ご売却を進められていきたい方や将来的に売却をご検討されている方は、まずはご相談ください。経験豊富なスタッフが売却のスケジュール感や諸費用など、お客様のご状況に合わせてアドバイスさせていただきます。
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