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土地購入前に確認したい!ライフラインの引き込み工事にかかる費用知っていますか?

2023年06月26日

土地購入前に確認したい!ライフラインの引き込み工事にかかる費用知っていますか?

理想の家を建てるためにまず重要となるのが、土地の選び方。土地探しを行う中で注意点はいくつかありますが、事前に確認したいポイントの1つが「ライフライン」の引き込み有無です。

ライフラインとはガスや水道、電気など生活を維持するために必要不可欠な設備のことを言います。各種ライフラインは必ずしも敷地内に整備されているとは限らず、物件によってはライフラインを引き込むための工事が必要になります。この引き込み工事にかかる費用は、基本的に土地を購入する買主の負担となるため注意をしなければなりません。

この記事では、ライフラインの引き込みにかかる費用相場と注意点についてお伝えします。後々思わぬ出費が発生することがないように、土地を購入する前に確認しておきましょう。

  • ガス

    ガス

    まず第一にガスの供給方法は、プロパンガス(LPガス)と都市ガスの2種類あります。プロパンガスは、各家庭ごとにガスボンベの容器を設置してガスを供給します。一方、都市ガスは道路の下を通るガス導管を通じてガスを供給します。
    プロパンガスの場合は、無償貸与契約を結べばガス会社が初期導入費用を全て負担してくれることがほとんどですが、都市ガスの場合は、家の近くまでガス導管の引き込みが無いと買主が費用を負担して引き込みを行わなければなりません。

    ★ガスの引き込み工事費用
    通常、ガス管を1m引き込もうとすると1〜2万円かかると言われています。道路から敷地内へ引き込む距離や経路にもよりますが、約10〜20万円が目安金額です。

    ★注意点
    下記に当てはまる場合、ガスの引き込み費用が高額になる恐れがありますので、注意しましょう。

    ・前面道路にガス本管が入って来ていない
    ガスの引き込み工事は、ガス本管から敷地内に配管の引き込みを行い、引き込んだガス管を自宅の配管と繋ぐ作業を行います。ところが、本管が前面道路まで来ていないとなると、本管の延長工事が必要となります。工事費総額からガス会社の負担額分を差し引いた金額を買主が負担します。

    ・土地が旗竿地
    旗竿地とは、道路に接している出入口部分が細長く、その奥にまとまった敷地がある土地のことを指し、旗竿敷地や敷地延長、路地敷地と呼ばれることもあります。旗竿地の敷地内にガス管を引き込む場合、堀削する距離も長くなり費用も高額になります。土地価格は安く抑えられたけど、工事費用がかさんで結果的に高くついてしまったということがないように気をつけましょう。

    ・前面道路が私道
    ガスの引き込み工事では、道路の掘削を行います。前面道路が個人が所有している道路のとき、その道路の所有者から承諾を得て掘削承諾書にサインをしてもらわなければなりません。所有者からスムーズに承諾を得られることもあれば、うまくことが運ばないこともあります。土地購入前に、前面道路が私道かどうか、私道の場合は掘削承諾書のサインが取れているかを事前に確認しておくと良いでしょう。

  • 水道

    水道

    水道の引き込み工事では、地下に張り巡らされている水道本管から、敷地内に引き込むための配管を水道本管に接続する工事を行います。配管作業を行う際は、重機などでアスファルトを道路を掘削し、引き込みが完了したら掘削した前面道路を復旧します。

    ★水道の引き込み工事費用
    水道管を引き込むとき、1mあたり1.5万円〜2万円の費用がかかります。約30〜60万円が工事費用の相場ですが、道路から敷地内へ引き込む距離によって費用は異なります。
    また、水道の引き込みにかかる費用はこれだけではありません。水道を新たに引き込む時に水道局へ支払う申込費用の「給水申込納付金」と申請や設計に関する「手数料」も発生します。金額は水道管の口径や自治体によって変わりますが、口径が大きくなればなるほど費用も増額します。以下が費用の目安です。

    [給水申込納付金]※水道加入金や分担金ともいう
    13㎜:3~10万円
    20㎜:4~20万円
    25㎜:10~40万円

    [手数料]
    1件につき5千円~1万円ほど

    ★注意点
    ガスの引き込み同様、前面道路に水道管が無い場合や土地が旗竿地の場合など引き込みが長距離になる分、工事にかかる費用は高くなります。その他にも、以下の点に注意してください。

    ・前面道路が県道や幹線道路
    前面道路が県道や幹線道路などの交通量が多い道路は、耐久性を高めるために普通の道路よりもアスファルト舗装が厚くなっています。それゆえに、掘削作業が大掛かりになるため水道の引き込み工事が高額になりやすいです。状況次第では、100万円以上かかる可能性もあります。

    ・既存の水道管が使用できない場合がある
    敷地内に既に水道管が引き込まれているとき、新たに引き込み工事をする必要はありません。しかし、耐用年数が過ぎて経年劣化が進んだ水道管は、水漏れや排水の詰まりなどの原因にもなるため、そのまま使えないなんてことも。また、従来は水道管の口径が13㎜のサイズを使用されることが多かったですが、現在は20㎜の口径が主流となっています。このように口径のサイズが合わないと水道使用時に水量不足が起きてしまうので、改めて水道管を引き込む工事を行わなければならない可能性も出てきます。

  • 電気

    電気

    電気は、道路に立っている電柱から電線を通して供給します。まずは、物件の近くに引き込みが可能な電柱と電線があるか確認をしましょう。市街化区域内であれば近くに電柱があることが多いと思いますが、市街化調整区域など郊外は電柱がそもそもない場合もあります。電柱が無い場合は新設も可能で、大方電力会社が費用を負担してくれます。

    ★電気の引き込み工事費用
    電気の引き込みは、電線を建物に直接繋げて引き込む方法が大半です。引き込み費用は、電線の長さやアンペア数などにもよりますが、大体10〜20万円が相場です。

    ★注意点
    物件探しを行う中で、敷地内に電柱が立っている土地を見かけることがあるかと思います。敷地内に電柱がたつことがある理由は、歩行者の安全や見通しを確保するためです。
    敷地内に電柱がある土地を購入した場合、管轄する電力会社に申請をすると電力会社から「電柱敷地料」として電柱1本あたり年間約1,500円〜2,000円を受け取れるメリットもあります。ただし、敷地内に電柱があることで間取りが制限されたり、車の出し入れがしづらい、景観が悪くなってしまうという面も。
    「敷地内にある電柱は移設することができるか?」という疑問を持つ方も多いと思いますが、電柱移設の交渉をすることは可能ですが必ず移設できるとも限りません。敷地内にある電柱を敷地内の別の場所に移設するということであれば比較的に認められやすいですが、敷地外への移設は難しい場合が多いです。敷地外へ移設が認められても移設費用は購入者が負担することになり、電柱1本あたり約20万円~30万円かかります。敷地内の移動であれば、電力会社が費用負担してくれることがほとんどです。

    土地探しの段階では特に気にならなかった点でも、実際家を建てるときに支障をきたす可能性がありますので土地購入時に十分検討しましょう。

  • 不動産購入はハウスボカンにお任せください!

    今回は、意外と費用がかかる「ライフラインの引き込み費用」についてご紹介しました。ライフラインの引き込み費用を予算内に入れていない方も多く、ライフラインの引き込みだけでこんなにも費用がかかるんだと驚かれた方もいるのではないでしょうか。
    以前よりその土地に建物がたっていなかったり市街化調整区域の土地は、ライフラインの整備がされていない可能性があります。そのため、土地購入前に不動産のプロや建築会社に相談してから購入を進めることをお勧めいたします。

    今回はライフラインを題材に土地購入時の注意点をご紹介しましたが、その他にも気を付けなければならない点がたくさんあります。物件探しはある程度インターネットでもできますが、予想外にかかる費用というのは不動産会社から物件の説明を聞いてみないと分からないことも多いです。
    検討している土地について詳しく知りたい場合は、不動産のプロに相談することをお勧めします!失敗しない土地購入の流れや、注意点、現地で確認するべきことなどを、経験豊富な不動産のプロからお伝えさせていただきます。

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