投稿日:2023年04月30日
土地探しをしていると、高低差のある物件を目にしたことはありませんか?
高低差のある土地とは、前面道路や周辺地域の宅地よりも高い位置もしくは低い位置にある土地のことを指します。具体的には、がけ地や傾斜のある土地などが該当します。
高低差があると設計が難しく、出来れば避けたいと思われる方も多いかと思います。しかし、高低差を上手く活用することで、その土地ならではの特性を活かした家を建てることが可能です!
今回のコラムでは、高低差のある土地のメリット・デメリットや購入時の注意点についてお話いたします。是非参考にしてみてください!
まずメリットについてお話します。
■購入価格が安い
高低差があることで平地よりも安い傾向にあります。高低差のある土地の最大のメリットと言えます。
■水害を受けづらい
前面道路よりも高い位置にある場合、他の土地よりも高い場所に位置するので浸水などの水害を受けにくくなります。水害リスクを抑えた物件をお探しの方にはお勧めです。
■高低差を活用することができる
高低差を活用することで、道路から家の中を見られにくく、プライバシー性に優れたお住まいを建設することが可能です。前面道路よりも高い場所に位置する場合では、眺望が良く開放感を高めることができ、低い場合では地下室やガレージを設けることもできます。
次にデメリットについてお話します。
■建築会社によって建築プランが限定される
高低差がある土地を有効活用するためには、平地ではあまり活用することのない技術や工夫が必要となります。そのため、建築会社によっては建築可能なプランが限られてしまう可能性もあります。
■建築コストがかかる
高低差のある土地の1番のデメリットは、家の建築費用が高くなりやすいことです。高低差のある状態のままでは家を建てることは難しく、造成工事が必要な場合があります。工事費は土地の状態によっても変わりますが、合計で数十万〜数百万程度になる場合もあります。また工事の内容に加え、建築にも時間を要することになります。
デメリットでも述べましたが、高低差のある土地では建築にあたって工事が必要な場合もあります。土地の状態にもよりますが、主に次のような工事が必要となるでしょう。
費用は工事内容や依頼する建築会社によって変わってきますので、検討中の土地がある場合には建築会社の方とご相談することをお勧めします。
■造成工事
切土・盛土・埋め立てなどを行うことで土地の高低差を埋めたり、傾斜をなだらかにしたりします。
■擁壁工事、土留め
擁壁工事とは、基礎が雨などの自然災害によって崩れてこないようにするために壁を作ることをいい、土留めは崖や盛り土が崩れないようにコンクリートで補強することをいいます。高低差によって費用は変わりますが、数十万円〜数百万円かかることもあります。
■地盤改良工事
地盤が弱い場合、地盤改良を行い地盤を補強します。主に表層改良工法、柱状改良工法、鋼管杭工法の3種類があります。
高低差のある土地は、購入する上で注意しなければならない点があります。事前に確認してから検討するようにしましょう。
■工事費用を確認
デメリットでもお伝えしたように造成の際に多額の費用が発生する可能性もあります。そのため、土地の価格が安くても、工事費用を含めると割高になってしまうこともあります。気になっている土地に高低差がある場合、事前に建築会社に相談すると安心です。
■崖地(崖条例)に該当する場合もある
高さ2mを超えるがけが近接する場合、がけ条例により規制を受ける場合があります。がけ条例は各都道府県で制定されており、制限の内容は自治体によって異なります。がけ条例に該当する場合、建築許可を得るためには崖から崖の高さの2倍以上の距離を開けたり、擁壁を設置したりすることが必要になりますので、注意しなければなりません。
■売却しにくい
売却する場合、高低差があると平地よりも売れにくいとされています。将来的な話にはなりますが、購入時には先を見据えて購入することをお勧めします。
今回ご紹介した高低差のある土地は、デメリットばかりがイメージされがちですが、その土地ならではのメリットもあります。高低差を活かした設計にすると、平地では建設するのが大変な大型ガレージ、防音室やワインセラーのような設備を取り入れたお住まいの建設も可能になります。
高低差のある土地は造成や擁壁の費用と、活用するためのコツが必要となりますので、購入を検討する際には、事前に不動産のプロに相談して購入を進めることをお勧めいたします。
弊社には不動産のプロが揃っております。不動産に関して少しでも気になったことがあれば、お気軽にご相談ください!
また、弊社は注文住宅部門もございますので、土地の特性を活かしたその土地ならではのご提案も可能でございます。
是非一度お近くの店舗へご来店くださいませ。
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