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すまぐちくん

地震に強い家ってどんな家?構造や特徴について解説します!

2022年08月30日

地震に強い家ってどんな家?構造や特徴について解説します!

日本は地震大国とも呼ばれており、震度1以上の地震は年間1000〜2000回ほど発生しています。日本で地震が発生しない地域はなく、今後30年以内に震度6弱以上の強い地震が起こる確率が高い地域に愛知県の大半の市町村が指定されています。

いつ起こるかわからない、避けられない地震の揺れから命を守るためにしっかりとした備えをしておきたいですよね。

そこで今回は、地震に強い家の特徴について耐震等級・構造・地盤の3つの観点から解説します!是非参考にしてください!

  • 耐震等級

    耐震等級

    まずは、耐震等級についてお話します。
    耐震等級とは、地震による建物の倒壊・損壊のしにくさを1〜3の指標で表したものです。2000年に施行された「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」においても住宅の性能を示す表示の1つとして定められています。

    耐震等級により地震発生時の耐久性を判断することが可能であり、数字が大きいほど建物の耐震性能が高くなっています。

    ■耐震等級1
    極めてまれ(数百年に1度)に発生する地震でも倒壊しない程度の耐久性であり、建築基準法で定められた最低限の耐震性です。震度6〜7の地震が起きても建物が即倒壊・崩壊しないですが、補修や損傷の程度によっては建て替えや住み替えが必要となる可能性があります。

    ■耐震等級2
    耐震等級1の1.25倍の力に対して損傷を生じない程度の耐久性です。
    学校や公共物などの避難場所になり得る建物では、耐震等級2以上が確保されるようになっています。また長期優良住宅の認定にも耐震等級2以上が必要です。

    ■耐震等級3
    耐震等級1の1.5倍の力に対して損傷を生じない程度の耐久性です。
    住宅性能表示制度で定められた耐震性の中でも最も高いレベルであり、一度大きな地震を受けてもダメージが少ないため地震後も住み続けることが可能です。消防署や警察署など災害時防災拠点となる建物に使われる基準です。

  • 構造

    構造

    次に構造について説明します。
    地震に強い住宅の構造としては、免震・耐震・制震の3つが挙げられます。

    ■免震
    免震は地震による振動を吸収し、直接建物にダメージが伝わらないように設計されている構造のことを指します。基礎と建物の間に免震装置を組み込むことで地震の揺れを吸収し、揺れを低減させることができます。耐震や制震と比較しても地震による揺れは小さいので建物内部や家具のダメージを防ぐ効果もあり、免震は地震に対する最も優れた構造と言えます。一方で地盤と建物が離れるので台風や津波といった災害には弱く、縦方向の地震にも強くないという特徴もあります。

    ■耐震
    耐震は建物を強くすることで地震の揺れに耐えようとする構造のことを指します。
    壁に筋かいを入れたり、部材の接合部を金具で補強したりして、建物の強化をします。耐震はコストがあまりかからないため導入しやすく、一戸建て住宅やマンション、オフィスビルや学校といったさまざまな建物で採用されています。最も一般的な構造となっていますが、他の構造と比べて揺れが大きく、家具が損傷する可能性があるので注意が必要です。

    ■制震
    制震は建物内で地震の揺れを吸収する構造のことを指します。
    建物内部におもりやダンパーなどの制振装置を組み、建物にかかる揺れのエネルギーを吸収させることで、建物全体に伝わる振動を軽減させることができます。耐震構造に比べて、70〜80%ほど地震の揺れを軽減することができるので、大規模な地震や繰り返しの地震や台風などの強風による揺れにも強い構造となっています。しかし制震は地盤が弱い場合、導入できないので事前に地盤の状態を確認する必要があります。

  • 地盤

    地盤

    建物そのものの強さはもちろん大切ですが、もうひとつ重要な条件として地盤の強さがあります。
    地盤は上に立つ建物を支えるための重要な役割を担っているので、地盤の軟弱度によって地震を受けるダメージに大きな差が生じます。実際に、2011年に起きた東日本大震災でも地盤の軟弱度の違いにより建物の被害に差がでています。

    日本の地盤は元々水田や川、沼であった場所を埋め立てて造成した土地が多いので、地中にたくさんの水分を含んでいることがよくあります。そのような場合、地震時に地盤沈下や液状化現象が発生し、大きな被害を受ける可能性が高くなりますので物件購入時には地盤を確認することが大切です。

    地盤の強度は自分自身でもある程度確認することができますので、気になってる土地がある場合には是非調べてみてください。

    【地盤の強度を確認する方法】
    ・古い地図を確認する
    ・旧地名から当時の様子を調べる
    ・行政が提供しているハザードマップを確認する
    ・地盤強度が記載されているWEBサイトを確認する

    また、土地を購入する際には地盤調査を行うことをお勧めします。
    地盤調査により、その地盤がどの程度の建物の重さに耐えられるかどうかを調べることができます。硬い地盤は地震が発生した際の安心度が高いので地盤改良の必要がありませんが、軟弱な地盤は地震発生時に家の傾きが発生したり、液状化したりするリスクがありますので、地盤改良が必要となります。事前に地盤の強度や性質を把握しておくことで、建物の耐震性等の設計を考慮することも可能です。

  • まとめ

    まとめ

    今回は、地震に強い家の特徴について3つの観点から解説いたしましたがいかがでしたでしょうか。

    上述の特徴を抑えていても、結露やシロアリによる柱や梁の腐敗の被害の影響で地震で倒壊する恐れは大いにありますのでご自宅のアフターメンテナンスをしっかりと行うことも大切です。また、家具の固定や備蓄品・非常持出品の準備など日ごろからできる備えは事前に行っておきましょう。

    弊社ではそれぞれエリアに詳しい担当者がお客様に合わせた最適な物件の紹介を行っております。また土地や戸建ての売買だけでなく、注文住宅部門も構えているため建物についての相談も可能です。是非お気軽にお問い合わせくださいませ!

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