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すまぐちくん

防音力の高いマンションとは?防音力を見極めるポイントを解説!

2023年01月20日

防音力の高いマンションとは?防音力を見極めるポイントを解説!

マンションの購入を検討する際の気になるポイントの1つとして騒音があります。

マンションはライフスタイルが異なる人々が同じ建物内で生活するため、隣や上下階に住む住民の生活音や車などの外からの音により悩まされる可能性があります。場合によっては、トラブルに発展することもありますので物件選びには注意が必要です。

マンションによって防音力の高さは様々ですが内覧時にある程度チェックすることができます。

今回のコラムでは、防音力の高いマンションの選び方についてご紹介いたします。ご購入を検討している方は是非参考にしてください。

  • 音の種類

    音の種類

    騒音トラブルになりうる主な要因としてはこのような内容があります。

    ・足音やドアの開閉の音
    ・隣接している部屋からの生活音
    ・楽器音やペットの鳴き声
    ・車や電車などの外からの音

    音の種類によって伝わり方や気を付けるべきポイントや防音対策が異なるので音の種類を見極めることが大切です。
    音の種類としては、空気音と固体音の2種類があります。

    ■空気音
    空気音は空気を伝達して発生する音のことをいいます。
    具体的には、話し声やペットの鳴き声、管弦楽器、工場の機械音や車・電車などの外からの音があります。

    ■個体音
    固体音は音による振動が壁や床を通して広がり、天井などを直接振動させることによって発生する音のことをいいます。建物の構造部分の振動による音のため、マンションの構造によって伝わりやすさが異なります。
    具体的には、足音やドアの開閉音や物が落ちた時の音、ピアノやドラムなどの床に設置する打楽器などがあります。

  • 防音性に影響する要素

    防音性に影響する要素

    マンションの防音性に影響する要素としては、「建物構造」「壁」「床」「窓」の4つがあります。

    ■建物構造
    RC造(鉄筋コンクリート造)>SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)>鉄骨>木造の順で防音性に優れています。鉄筋コンクリートは鉄の骨組みの中にコンクリートを流し込んでいるので壁の密度が高く、普段の生活音が周囲の部屋まで響くことはほとんどありませんので音に悩まされることは比較的少ないと言えます。一方、木造建築は壁そのものが薄いので音を通しやすく、話し声などの些細な生活音も伝わりやすいです。

    ■壁
    隣室と面している部分になるので厚さが重要になります。コンクリートの厚みが18cm以上が望ましく、20cm以上あるとより防音性が強化されます。

    ■床
    床に伝わる衝撃音は、モノを床に落としたときなどに出る音の軽量床衝撃音(LL)と足音などの重量床衝撃音(LH)の2種類があります。床衝撃音は重量床衝撃音の「LH」と軽量床衝撃音の「LL」という数値で表され、その数値が小さいほど性能に優れており、遮音性が高くなります。数値に関しては、設計図書で確認することができます。

    ■窓
    サッシ部分が防音性に影響します。サッシには遮音等級があり、T等級という数値で表されます。T-1〜T-4までの等級があり、数字が大きいほど空気音が大きいことを示しています。等級なしは15dB程度、T-1等級は25dB、T-2等級は30dB、T-3等級は35dB、T-4等級は40dBの遮音性能があります。

  • 内覧時のポイント

    内覧時のポイント

    ■間取り
    隣室との境目となる壁に押し入れやクローゼットなどの収納スペースが設けられていたり、境界壁に浴室や洗面所などの水回りが設置されていたりして居住スペースが隣り合わない間取りであれば生活音が聞こえにくく、トラブルが起きにくいです。

    ■管理規約を確認する
    楽器使用可やペット可の物件の場合、楽器の音やペットの鳴き声などが気になる可能性もあります。事前に確認しておくと安心です。

    ■周辺環境
    周辺環境によって電車や車、工場などの音が室内まで聞こえてくる場合もあります。内覧の際に気にならなかったとしても実際に生活していく中で段々とストレスになっていく可能性も十分にあります。そのため内覧の際には、外からの音を意識してみることや窓を開けた際にどのくらい音が聞こえるかを確認しておくことをお勧めします。

    ■壁面および床面の厚さ
    上記にも述べましたが壁面および床面ともにコンクリートが厚いほど防音性が高くなります。具体的には、壁面は15cm以上、床面は20cm以上の厚さがあれば一般的には防音性に優れているといわれています。壁や床が薄いとテレビ音や話し声、足音、椅子をひく音など些細な生活音までも隣室に漏れてしまう場合もあります。壁を叩いた際、コツコツと高く響くような音がする場合は壁が薄い傾向がありますので注意しましょう。

  • まとめ

    マンション購入において周辺環境の音は気になるポイントの一つです。
    生活していく中で音は必ず生じるものになりますが音の感じ方や気になる音の種類や大きさは人それぞれ異なります。

    トラブルを未然に防ぐためにも今回お伝えしたポイントを押さえ物件選びを行うことが大切です。

    弊社には、不動産売買について経験豊富なスタッフが揃っています。物件のご紹介はもちろん、防音の観点からの物件選びのコツや注意点についてもお伝えさせて頂きます。

    また、リノベーション部門も設けていますのでマンション購入後の防音リフォームなどについてもご相談可能です。是非お気軽にご連絡くださいませ!

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